セルフメディケーション推進活動

骨量測定で健康相談と簡単健康運動の実演指導

 NPO法人 セルフメディケーション推進協議会(SMAC)は2017年10月7日、8日の両日に都立芝公園一帯で開催の「2017(第36回)みなと区民まつり」に、2011年のみなと区民まつり初参加以来、今年で7回目となる「くすりと健康相談およびらくらく簡単健康運動」のテーマで参加しました。
 健康で活気あふれる生活環境をつくるSMAC主張の「すべての生活者の健康・医療・福祉の推進を図る」ためです。

 

 SMACは骨密度測定を実施し、アドバイスと健康相談に応じました。また健康運動指導士による「らくらく簡単健康運動」の実演指導を行いました。同時に「健康相談及び健康運動」のアンケート調査も行いました。

骨密度測定と健康相談・健康運動のアンケート調査結果
<アンケート調査をした人> ( )内は昨年28年度調査した人
 総人数:124人(147人) 男子:29人(34人)、女子:95人(113人)




 骨密度の測定者は、年齢では60歳代と70歳代が、そして女性が大多数でした(図1と図2)。高齢者ほど自身の骨密度に関心が高いことが覗えます。また、健骨度測定の複数回経験者が今回初めての測定者の2倍近くいる結果(図3)、また「骨粗鬆症」を「知っていると答えた人」が「知らないと答えた人」の10倍近いことから、骨密度が健康バロメーターとして関心事と思われます。健康診断に「健骨度測定」をオプション項目でなく、血圧測定などと同じように通常測定項目とする時期に来ていると考えます。
 一方、「くすり・健康」についての相談場所について尋ねたところ、病院・医院との答えが半数以上で、ドラッグストア、保険薬局を相談場所にしている人は少なく、さらに相談しない人も多い結果でした(図5)。自分の健康に関心を持ち健骨度測定しているにも関わらず、使用している薬について相談していない人は「くすりや健康」の情報はどこから入手するのでしょうか? TVのCM、新聞折り込み広告、雑誌あるいは身近な人からなのか? 健康サポート薬局の存在が重要視の昨今ですが、その「健康サポート薬局」はまだ一般には認知されていません。(図6)。薬局そして薬剤師また自治体担当者の積極的な取組が急務と思われます。
 健康のため食事バランスと運動への配慮がみられます(図7と図8)。しかし、骨密度測定による健骨度は女性に、年齢平均値より劣る人が多い結果でした(図9)。これは測定に高齢の人が多く、一人暮らしで、粗食でカルシウム不足に陥っている可能性が考えられます。
 また、骨折・転倒経験者が40%以上いる(図10)ことから、このイベントに外出参加した60代、70代の健常者であっても、運動不足にならないよう、食事バランスを考慮し、日々の生活習慣を見直すことが必要です。
 健康維持には適度の運動の習慣付け、健康な食生活への気配りが大事です。これがセルフメディケーションです。
 生活者への「このアドバイザー」が薬剤師です。かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師の役目です。
 アンケートに見られる「くすり・健康について病院・医院で相談する人が過半数以上」また「くすりを買っても相談しない、相談するところが無い人が20%以上」の結果は、健康サポート薬局推進のためには、さらなる取り組みの必要性を示しています。
 また生活者も気軽に相談する習慣を持ちましょう。



 
<参考 写真資料>
―― SMAC テント34番 ――

みんなの広場部会でのSMACブース風景
―骨密度測定(超音波骨量計ビーナス)―

利き足くるぶし下で測定
 
「くすりと健康相談」  ―― 薬剤師と看護師が相談に応じました ――
骨密度測定結果について説明と健康相談風景
 
―― みんなの広場ステージでの「らくらく簡単健康運動法」の運動指導 ――
健康運動指導士長阪理事の指導でステージと客席一緒にらくらく簡単健康運動の運動風景
(文責 辻本利雄)

2017年11月 更新