セルフメディケーション推進活動

ご報告

 超高齢社会の社会保障は財政的に厳しいですが、医療は国民の努力で負担を軽減できる領域があります。病気の際、健康保険が使える幸せを保つには工夫が必要です。SMACは地域の各種イベントを通じて広報と実践のためのノウハウを示してきました。大地震の被災者の方々へも、復旧・復興の源は「健康」と励ましてきました。これからは地域に適応した誰もが参加し、はげましあう場をつくるため新たな活動を展開していきます。

健骨度測定で健康相談
 SMACは第35回みなと区民まつり(2016年10月)で「健骨度測定」を実施し、アドバイスと健康相談に応じた。また健康運動指導士による「らくらく健康運動」の実演指導を行った。
 2016年10月8日(土)~9日(日)の両日に都立芝公園一帯で開催の「第35回みなと区民まつり(2016)」に、SMACは「くすりと健康相談およびらくらく簡単健康運動」のテーマで6回目の参加をした。

 SMACの「くすりと健康相談ブース」では来訪者へ健骨度(骨ウェーブ)測定を実施してその結果について医師・薬剤師・看護師・管理栄養士によるアドバイスを行い、同時に測定者への「健康相談及び健康運動」のアンケート調査を行った。(調査数147人)

 アンケート結果を表1に示す。

 骨密度の測定者は、港区民と区外者はほぼ同数で、女性が男性の3倍以上、年齢では60歳代と70歳代が大多数(図1)であった。高齢者ほど自身の骨密度に関心が高いことが覗える。また、健骨度測定の複数回経験者が今回初めての測定者の3倍の結果(図2)から、骨密度が健康バロメーターとして関心事であると言えよう。

 一方、「くすり」についての相談場所について尋ねたところ、調剤薬局、病院との答えが多く、ドラッグストアを相談場所にしている人は少ない。さらに相談しない人も多くいる(図3)。自分の健康に関心を持ち健骨度測定しているにも関わらず、使用している薬について相談していない人は「くすり」の情報はどこから入手するのであろうか? TVのCM、新聞折り込み広告、雑誌あるいは身近な人からなのか? 健康サポート薬局の存在が重要視の昨今、薬局そして薬剤師の取組についての再考が急務である。

 健骨度測定結果では男女ともに、年齢平均値より劣る評価者が多い(図4)。これは測定に高齢の人が多く、一人暮らしで、粗食でカルシウム不足に陥っている可能性が考えられる。

 また、骨折・転倒経験者が20%以上いる(図5)ことから、このイベントに外出参加した60代、70代の健常者であっても、運動不足にならないよう、食事のバランスを考慮し、日々の生活習慣を見直すことが必要である。

 健康維持には適度の運動の習慣付け、健康な食生活への気配りが大事となる。これがセルフメディケーションです。生活者への「このアドバイザー」が薬剤師です。かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師の役目です。
2016年11月 更新