SMACの東日本大震災救援活動から10年を迎えて<br />ご支援・ご協力を頂いた皆様へ


SMACの東日本大震災救援活動から10年を迎えて
ご支援・ご協力を頂いた皆様へ

 2021年3月11日―東日本大震災の発生から10年を迎えます。あの日のこと、それからの10年、鮮明な記憶と様々な経緯が甦ります。私たちの救援、支援活動にご支援、ご協力を頂きました方々にあらためて感謝いたします。10年の歴史は人それぞれに違いますが、その集大成が未来への教訓として引き継がれることを願っています。

 災害は有史以来―否、宇宙創造以来の生物、人類にとっての宿命的脅威であり、対応が宿命として課せられてきました。地震、津波に代表される天変地異などの自然災害、身体を襲う他生物からの攻撃や疾病があり、さらに民族対立、戦争、公害などの人為災害があります。人類は宗教、祈祷、科学―近年は情報通信を駆使して対応してきました。しかし、なによりも大切なのは協力・互助そして前提となる理解・信頼です。
 人為災害を除いて、被害を0にすることはできません。自然災害の予知は不可能で微生物による感染も発生を予測できません。しかし、災害を検証し、科学的エビデンスの蓄積によるデータ解析を減災につなげることは可能です。
 昨年、日本を含む世界を震撼させた新型コロナウイルス感染拡大は未だ収束しないまま新たな災害として対応に苦闘しています。先月13日には震度6の余震があり、自然の脅威に対する:警戒を緩めてはなりません。
 政策は呪文を唱えても実効は得られません。祈祷は犠牲者への供養、追悼であり、防災、減災に直接の効果はありません。私たちが続けなければならないのは、歴史で得た経験―成功も失敗も−を活かした災害対策です。セルフメディケーションも聞いても、唱えても効果はありません。なぜ必要かを考えて、納得して、できることを実行して実を結びます。
 感染防止はウイルスとの接触を遮断するのが基本です。手洗い、マスク着用、3密の回避はいずれも基本の忠実な実践です。普段の生活習慣の見直しが健康維持と疾病予防あるいは重篤化回避につながるのと同じです。災害に対する日頃の対策と訓練が発生時の減災に通じるのと共通しています。人知では制御できない人為災害を遮断し、人知を集約して未知の災害への防災・減災―あわせて弱者への共助を目指します。今後もご支援、ご協力ください。

 

2021年3月11日  
   NPO法人セルフメディケーション推進協議会 会長 村田 正弘  

2021年03月 更新