6. あなたに合った運動とは? 続けられる運動こそが効果的!
長阪裕子(三咲内科クリニック、健康運動指導士)
こんにちは。「3. いよいよ花粉シーズン到来!そんなときこそ‘気づき’の運動を!」で、私は「気づき」が生活習慣改善の第一歩であることをお話しました。最近、世間をにぎわせている「レコーディングダイエット」も同類です。まずは自分の生活やパターン、自分の本当の姿を知り、それを分析することがポイントなんですね。![]() 歩数計を仲間と見せ合うAさん!
この連載のバックナンバーでご紹介した肥満を伴った糖尿病患者Aさんは、仕事が忙しく、運動が大嫌いだったのになぜ続けられているのでしょう? 直接、Aさんに尋ねてみました。「教室の仲間が1日1万歩以上歩いているのを目にすると、自分も頑張らなきゃって思うし、歩数計のデータをコンピュータに取り込んでグラフで見ると、自分の生活が一目瞭然! 空いている時間が具体的にわかるから、ちょっとした時間でも歩いてみようと思う。 そうして街中を歩くと、可愛いお花が咲いていたり、素敵なお店を発見したり、ちょっと得した気分になって楽しいのよ。それに、頑張った自分を褒めたくなる! 達成感っていうか、自信がもてるような・・・。職場の人や家族から‘最近、引き締まったんじゃない!?’なんていわれると益々頑張ろう!って思うのよね。 運動は好きじゃないけど、日常生活の一部だって思うと意外に簡単。これからも、この歩数計を着けて楽しく歩きたいな。そうそう、今度はお腹周りが引き締まるように家の中でできる腹筋運動も教えてね!」。 あなたの運動は長続きしやすいか、チェックしてみましょう!
Aさんだけでなく、運動の継続に関する様々な研究結果をまとめてみると、以下のようなことが重要であると分かりました。皆さんが行っている運動について、いくつあてはまりますか?
皆様一人ひとりが自分に合った運動を見つけられることを期待しております。 2008年05月 掲載
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