10. スポーツの秋には腹筋強化も
福田千晶(セルフメディケーション推進協議会理事)
![]() 体の後方には脊椎(背骨)があり、上部には肋骨があり、下部の後方から側面には骨盤があります。ところが腹部の前面に骨はなく、筋肉で支持されているだけ。つまりこの腹筋の役割は、とても大きいのです。
特に、腰痛予防に対して腹筋の作用は大きく「腰痛体操」には、必ず腹筋運動が含まれています。上半身の重さや動きは、一般には腰部と腹部では7対3の程度の割合で負担しています。しかし、腹筋が弱くなると腰部の負担は増えて8対2になります。 すると、腰部の筋肉は大きな仕事量がかかり、耐え切れずに筋肉の周囲を覆う膜に亀裂が入って筋膜症となり、腰痛を引き起こします。腰痛の80%以上は筋膜症によるもので、このように起きて激痛を発します。 腰痛を防ぎ、健康的な若々しい体を作るために最も効果的なのが腹筋運動と言えます。腹筋を鍛える方法はいろいろありますが、生活の中で簡単に安全に出来る方法として「イス腹筋」があります。
こんな簡単なことですが、腹筋は意識することで効率よく働くようになります。腰痛対策、スポーツのレベルの向上、気持ちが引き締まるなど、メリットはいっぱいあります。 しかも嬉しいことに、2〜3週続けるとウエストサイズが細くなる人は多いようです。その上「姿勢がよくなったわね」とか「痩せたでしょ!?」と言われたり・・・輝くあなたに変身して、仕事でも勉強でも恋愛でも、夢がかなうステキな秋にしたいですね。 2008年09月 掲載
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