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20. 積極的「身体活動」のすすめ(気持ちよく体を動かしましょう!)
菅野隆(セルフメディケーション推進協議会理事 健康運動指導士)
「運動する」というより、「身体活動を増やす」、というイメージで!
日常で身体活動を増やしましょう!
7月に東京・新橋で開催された「すこやか健康フェスタ2009 in 新橋」で「メタボ予防のエクササイズ」を指導してきました。

すこやか健康フェスタ2009 in 新橋
日時:2009年7月23日-24日
場所:JR新橋駅前西口(SL)広場
主唱:健やか生活習慣国民運動実行委員会、健康日本21推進全国連絡協議会
主催:(財)健康・体力づくり事業財団

下記サイトにも情報が掲載されています。
健康創研

 いよいよ夏本番ですね! 日差しは強く、ちょっと体を動かしただけでも汗ばんでくる季節。この時期は、「暑い」という理由でせっかく続けていた運動習慣を中断する方が増えます。また、逆に、お盆休みや夏休みのイベントなどで飲食の機会も増えるでしょうから、メタボリスクのある方は注意したいものですね。

 もちろん炎天下の無謀なウォーキングなどは、熱中症や脱水症などの事故のリスクも高くなりますから避けなければいけませんが、「絶対に無理はしない」ということと「十分な水分摂取」を心がけて、時間帯や方法などを工夫して、無理なく継続していただきたいものです。

 ところで、先月の長阪先生のコラムは「目からうろこ」でした。運動習慣ではなく、肥っている人と痩せてる人の1日の身体活動量の違いって、こんなにあるのぉ〜!とビックリでした。

 やはり、「運動〜っ」というより、生活の活動レベルの影響が大なのですね。どんなに運動嫌いの人でも、1日の生活で体を動かさない人はいないわけですから、その延長で「健康増進のための身体活動増量」と捉えればぐっと身近かに感じられます!

 語感的にも、「運動」というと、苦手な人には何か敷居が高く、運動会とか学校体育のトラウマでしょうか、特別に、一生懸命体を動かさないといけないというような、「しんどい」とか、「つらい」といった、「頑張る」イメージがあります。しかし、ことさら、「運動!」と意気込まなくても、毎日の身体活動を多くすることを意識しただけで、十分に健康増進効果があることは数多く報告されており、このことはもっと一般に広く認識されるべきだと感じます。

身体活動レベルが高いほど疾病別死亡リスクは2〜4割低い
 下のグラフは、厚生労働省のコホート研究で、がんセンターと全国11保健所で、平成7年(1995年)と平成10年(1998年)にアンケート調査に回答していただいた45-74歳の男女約8万3000人を、平成17年(2005年)まで追跡した調査結果にもとづいて、身体活動量と死亡率との関連を調べた研究データですが、日常の身体活動レベルが高い人ほど、高死亡率の3大疾病リスクが男女とも約2〜4割ほど低くなることが報告されています(な、な、何と、「がん」もですから、驚きです!)。

1日の身体活動量(METs)と死亡の関連
8万3034人を約9年追跡
簡単に日常の身体活動量を増やす方法
 では、どのような工夫で毎日の生活の身体活動量を増やしたらいいか、その簡単な方法をご紹介しましょう。誰もが毎日やっていることをちょっとだけ意識して実践することがポイントです。体重80Kgの男性を例にして、ちょっと変えて習慣的に行った場合の、1年間の減量効果を下の表にまとめてみました。食事は計算に入れていませんが、身体活動量をちょっと増やすだけで、年間では2〜6Kgもの減量効果が期待でき、まさに、「塵も積もれば山となる」、「継続は力なり」ですね!

 活動強度の低いストレッチは入れていませんが、もちろんストレッチもこまめに行って、快適で血液循環の良い体を維持するように心がけましょう!

 あえて「運動」とは捉えず、レッツ、身体活動!!

ちょっとひと工夫して身体活動を増やした場合の減量効果
2009年07月 掲載