自分の健康を自分でまもる セルフメディケーション・ネット
 医療・健康情報グループ検索
   SMACの概要 |  プロジェクト会議 |  資料室 |  SMA staff |  会報 |  寄付のお願い |  リンク集 |  SMAC事務局
バックナンバー    
29. しなやかで柔軟な身体をつくる ストレッチ!
菅野 隆(セルフメディケーション推進協議会理事 健康運動指導士)
身体の柔軟性は、若さのバロメーターです!
 いよいよ、ゴールデンウィーク。若葉が美しい季節です。新緑の若葉は黄緑で柔らかく、みずみずしいですよね。対照的に、冬の枯れ葉は、固く、水分もなくなってしまっています。私達人間の身体も同じで、赤ちゃんとか子供の頃は、皮膚も弾力性があり、身体も柔らかいのですが、歳をとるにつれて固まってきて、血液循環も悪くなっています。まさに、身体の柔軟性は、若さのバロメーターだともいえましょう。
 そこで、皆さんの柔軟性チェック! すぐに、簡単にできる次の2つの方法で、ご自身の身体の柔軟性を確認してみましょう。
簡単、柔軟性チェック!

背中手つなぎ
  1. 背中手つなぎ・・・背中で両手を組んでみましよう
    • 楽に両手の指が組める・・・非常に柔らかいです
    • 両手の指先が触れる・・・まあまあ柔らかいです
    • 指先の間隔 0〜5cm未満・・・普通です
    • 指先の間隔 5〜15cm未満・・・固まっています
    • 指先の間隔 15cm以上・・・かなり固まっています

     次に左右を上下逆にして試してみましょう。手を組めない方は結構多いでのすが、肩と肩甲骨の周辺筋が硬化して、血液循環が悪い状態になっていますね。


立位体前屈
  1. 体前屈・・・立って膝を曲げず体を前屈してみましょう 両手の床への着き具合は?
    • 楽に両手の手のひらが着く・・・非常に柔らかいです
    • 両手の指が着く・・・まあまあ柔らかいです
    • 床に指先が触れる程度・・・普通です
    • 床と指先の間隔 10cm未満・・・固まっています
    • 指先の間隔 10cm以上・・・かなり固まっています

     床に指先が着かなかった方は、腰、お尻、脚の後面の筋が、やはり固まっていて、やはり血液循環も悪く、腰痛リスクも高いと言えます。

毎日、こまめにストレッチしましょう!
 ストレッチは運動強度が低く(3メッツ未満 *)、生活習慣病予防や改善に直接的には有効とはされていませんが、とても重要な運動(身体活動)要素です。
 現代人の多くの方の身体は、運動不足やストレスにより筋や関節が固まってしまっていて、それが運動への抵抗や不定愁訴の要因にもなっています。
 ストレッチをこまめに行うことによって、筋ポンプ作用で血液循環を促進し、筋を弛緩させ、関節の可動域を高め、より動きやすい体に維持、改善することができます。
 ストレッチするだけでも十分体が温まりますし、私の指導経験では、ストレッチ主体の教室で体温が定常的に3ヵ月で0.8度上がったという事例もあり、腰痛、肩こり、冷え性などの不定愁訴改善効果などは数多く報告されています。
 運動の前後だけではなく、身体の若さや快適さを維持増進するための日常的な健康法として、こまめに実践することを強くお勧めします。
小休止に、イスに座ってできるストレッチ!
【ストレッチの方法】
  1. 伸ばす時は息を長めに吐きながら。
  2. はずみをつけず、痛みを感じない、気持ちの良いところまで。
  3. 伸びている部位に意識を向けて。
  4. 1ポーズ10〜20秒かけてゆったりと行いましょう。
 5分程度でも行えば、身体が軽く感じられ、血液循環も良くなり、いつもきついシャツを着ているような身体も、スッキリ爽快、間違いありません!

* 「メッツ」は運動や生活活動の強度を示す単位です。座って安静にしている状態が1メッツで、普通の速度の歩行や軽い筋力トレーニングが3メッツに相当します。生活習慣病予防のために必要な活発な身体活動は3メッツ以上とされています。
「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)(厚生労働省)
2010年04月 掲載