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33. 自分の体力をご存知ですか?体力テストにチャレンジ!
長阪裕子(成田センタークリニック健康運動指導士)

 「暑さ寒さも彼岸まで」今夏は記録的な猛暑ですが、もう少しでこの暑さとも‘さよなら’できることを期待したいですね。夏が終わればスポーツの秋! 体育の日に合わせて、運動やスポーツに関する様々なイベントが各地で開催されます。毎年、体育の日の新聞には国民の体力に関する記事が掲載されます。そこで、今回はその体力について書きます。
そもそも体力って何?
 「体力がある」「体力がおちた」「体力年齢」など、いろいろな使い方をしますが、皆さんは「体力」というと何をイメージしますか?

 一般的に「体力」というと、持久力(スタミナ)のことをさす方が多いと思います。「体力」の概念については、古くから色々と説かれていて学者により多少異なりますが、体力を広い意味で捉えた有名な分類では、体力を身体的要素と精神的要素に分け、それぞれ行動体力(行動を起こす力)と防衛体力(まもる力)に区別しています(図1)。この分類では、ストレスに打ち勝つ力、何かをやろうとする意欲なども体力に含まれます。

 学校などで行われている体力テストは、身体的要素のうち、行動を起こす力の機能(図1の黄色の部分)を測定・評価していることになります。また、そのうち健康に関わる体力として筋力、持久力、柔軟性が重要だと言われています。

自分の体力レベルを知る!
 皆さんはご自分の体力レベルをご存知ですか?

 自分の体力レベルを知っておくと、自分の長所や弱点を知ることにもなり、安全で効果的な良い運動ができます。例えば、毎日、一生懸命に歩いているのに「すぐ疲れる」「歩幅が広がらない」「ペースが上がらない」と感じている人は、持久力が弱いからだと思っていても、実際は筋力が弱かったり、柔軟性が劣っていて関節の可動域が制限されるために筋肉を上手く使えていないこともあります。また、筋力が弱いにも関わらず走ったりスポーツを始めたりすると、膝や腰を痛めてしまうこともあります。

 そして、何より自分の体力レベルを知っておくことは、日頃行っている運動プログラムを見直すことや、運動効果を実感するためにも大切です。1 年前より筋力が上がった!と言われると、若々しくなった気分にもなり嬉しいですよね!益々、運動が楽しくなるでしょう。逆に、体力レベルが維持・向上されていなければ、実施している運動プログラムに何か問題があるかも知れません。

 ぜひ、体育の日に合わせて、ご自分の体力を知ってみてはいかがでしょうか?

簡単にできる椅子座り立ちテスト(脚筋力)
 なかなか体力テストをする機会がないという方もいるかと思いますので、今回はひとつだけ脚筋力テストをご紹介します。

 図2のように、立った姿勢から椅子に座ったり立ったり10回繰り返して要した秒数を計り、表1で評価します。ただし、強い膝痛、腰痛の自覚症状のある方、血圧が高い方、心臓に問題のある方などは実施しないで下さい。

 詳細は、エクササイズガイド2006にも掲載されていますので、ご参照ください。

厚生労働省:健康:運動施策の推進
〈運動づくりのための運動基準・指針〉
・ 健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)
・ 健康づくりのための運動基準2006

2010年08月 掲載