セルフメディケーションフォーラム2018仙台

セルフメディケーションフォーラム2018仙台
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地域の薬剤師が取り組むセルフメディケーションとは
仙台市薬剤師会  北村 哲治

 薬剤師の夢であった「医薬分業」は、今や70%を超え成熟期に達しましたが、当時の薬剤師の望んだ形態から大きくかけ離れてしまったのではないでしょうか。現状の薬局・薬剤師の仕事の多くは、保険調剤が中心になり、地域住民へのセルフメディケーションの普及、推進は忘れられています。

 セルフメディケーションと言えば、OTCやサプリメントの販売と思う薬剤師も多く、同時に関心も少ないのだと思われます。もちろん処方薬とOTC、サプリメントの飲み合わせ等に関しては、服薬指導の中で十分助言をされていることでしょうが、セルフメディケーションは個人の健康に関する自己管理です。そこには疾病予防や未病への対応も含まれることから、もう一歩踏み込み地域の人々への健康管理に関してアドバイスをする機会はあると思います。

 また、薬剤師の職能として調剤(調剤技術、服薬指導等)以外に衛生管理も薬剤師の役割です。在宅医療が増え、薬剤師の在宅訪問も増えてきていますが、訪問時に処方薬の服薬指導だけに終わらず、患者やその家族の衛生管理についても積極的に助言することが必要と思われます。これもセルフメディケーションの推進に当たるのではないでしょうか。販売に拘らず、相談、助言、アドバイスも地域の薬剤師が行うセルフメディケーション推進だと思います。

 今、地域包括ケアシステムの構築が叫ばれております。地域包括ケアシステムは疾患を持った人々を地域で見守ることだけでなく、疾病予防や未病への対応も含まれております。そこに薬剤師の活躍する場があるはずです。薬剤師は保険点数や物品販売から離れて、広く薬剤師の使命を考え、もっと地域に入ることによってセルフメディケーションの普及、推進に寄与するものと思われます。

キーワード:健康サポート薬局、認知症対応薬局、セルフメディケーション、医療計画



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2018年11月 更新