セルフメディケーションを実践のための200テーマ

薬についての知識

村田正弘(セルフメディケーション推進協議会専務理事)

村田正弘先生

村田正弘

明治薬科大学客員教授
日本ジェネリック医薬品学会理事
セルフメディケーション推進協議会専務理事

セルフメディケーションを行っていくには、いろいろな道具とそれについての知識が必要です。薬はその中でも一番頼りになる道具でしょう。

薬については、専門に取り扱う職業、「薬剤師」があります。処方せんを必要としないかぜ薬や水虫の薬を買うと、表の箱や中に入っている説明書に、「医師、薬剤師に相談してください」と書いてあります。

でも、いつもそばに薬剤師がいるとは限りません。看護師、保健師、介護や救命に関わる方たちから、「薬についてわからなくて、困った」という相談をよく受けます。在宅医療も増え、介護保険制度で医療や介護関係の方が家庭や施設を訪問されると、「こんなお薬を飲んでいるけれど続けてもいいだろうか?」とか「前に買っておいたお薬だけど飲んでいいかしら?」とか聞かれる場合が多いでしょう。

医師も薬剤師も、いきなり、薬の実物を出されたり、説明書についてきかれても正確に答えられないことが多いでしょう。しかし、「わからない」のは薬についての知識が正確でないのか、薬について知識があるから正確に答えられないのかどちらなのでしょうか。

専門職である薬剤師は少なくとも後者でないと困りますが、患者または生活者と接する医療関係者やSMAC会員などセルフメディケーションの支援者は薬についての基本知識を知っていてほしいのです。

薬事に関する制度や医薬品の効果や副作用について解説した本はたくさん出ていますが、よくわからなかったのではないでしょうか。その反省をふまえ、なるべく具体的に、そして実際に役立つことに限っていきますので、勉強してみてください。

■テーマ
1. 薬に関する仕組み
2. 薬の作用効果と副作用
3. 薬の作用 投与経路と薬の生体内運命
4. 薬の作用 用量と効果、用量と毒性の関係
5. 一般用医薬品の選び方、使い方(1) 花粉症のくすり
6. 一般用医薬品の選び方、使い方(2) 乗物酔い防止薬
7. 一般用医薬品の選び方、使い方(3) 整腸薬
8. 一般用医薬品の選び方、使い方(4) 水虫の薬
9. 一般用医薬品の選び方、使い方(5) 虫さされ・虫よけの薬
10. ビタミン含有保健薬
11. 外用殺菌消毒薬
12. うがい薬
13. 解熱鎮痛薬
14. 小児用かぜ薬
15. 整腸薬と便秘薬
16. 胃の薬
17. 痔の薬
18. にきびの薬
19. 更年期障害の薬
20. 目薬(1) 目が赤くなったり、かゆい時
21. 目薬(2) 洗眼とドライアイ
22. 目薬(3) 一般点眼薬
23. うおのめ、いぼ、たこの薬
24. 口腔内殺菌薬
25. 口内炎の薬
26. 歯痛や歯槽膿漏の薬
27. 乾燥性皮膚用薬
28. 発毛・養毛薬
29. 高コレステロール薬
30. 催眠・催眠鎮静薬
31. 眠気防止薬