セルフメディケーションを実践のための200テーマ

セルフメディケーションのすすめ

村田正弘(セルフメディケーション推進協議会専務理事)

村田正弘先生

村田正弘

認定NPOセルフメディケーション推進協議会 専務理事(会長代理)
日本ジェネリック医薬品学会理事
元日本医大多摩永山病院薬剤科長・元明治薬科大学教授

65才以上の老年人口の比率が26%を超え、日本は世界で過去経験したことのない超高齢社会に入りました。社会保障の維持継続は国民の総意であり、政治の根幹でもありますが、財政的、構造的な改革と実践が必要で、覚悟がいる難題です。

歴史をふりかえると、社会が危機に直面することはしばしばあります。それを克服するのはひとりひとりの自覚と行動です。今から約1.5世紀前幕藩体制から明治維新により、近代日本が生まれました。福沢諭吉は「学問のすすめ」を著し、国民に実学をすすめました。

健康は自らが心がけ、工夫し、行動することが原点です。セルフメディケーションとほぼ一致しています。諭吉の名著の17編にあやかり、「セルフメディケーションのすすめ」17章+αを健康を願うすべての方の指針になればと願い連載します。

■テーマ
1. 安心できる生活 - 医衣食住の保障
2. セルフメディケーションして誰が得する
3. 健康維持は政治家に頼れない
4. 医療提供者の欺瞞
5. 賢い市民になるために
6. まずは食事より始めよ
7. 食生活の実践
8. 運動って何をする
9. 生活基盤の運動のすすめ
10. OTC医薬品は緊急出動 - 薬についての基礎知識1
11. 身体内で薬はどうなる? - 薬についての基礎知識2
12. OTC医薬品の使い方
13. 健康食品とサプリメント
14. 災害時のセルフメディケーション - 3.11以後の体験から1
15. 地域自治政策のすすめ - 3.11以後の体験から2
16. セルフメディケーション理想計画
17. 賢い市民は行動する
18. 福沢諭吉ならどうする(番外 フイクション)


連載 セルフメディケーション

村田正弘(セルフメディケーション推進協議会専務理事)

「セルフメディケーション」という言葉の‘セルフ’は自分とか、自己という意味です。‘メディケーション’は病気を治すという医療という概念を表す言葉です。両方をつなげると「自分で疾病を治す」ということになります。

セルフメディケーションが意味するのは「自分で自身の健康を管理する」ということです。しかし、医師や医療スタッフに頼らずに自分勝手な健康法を行うということではありません。

まず自分の健康に関心をもつことが重要です。からだはかけがえのない「自分自身のもの」です。医師や薬剤師、医療関連の専門職能従事者に任せてばかりいないで、自分のからだにの状態について知識をもちましょう。

■テーマ
1. セルフメディケーションって何ですか。 [定義]
2. セルフメディケーションすると得しますよ! [効用]
3. セルフメディケーションを推進する環境を! [環境整備]
4. セルフメディケーションで治す未病 [実践(1)]
5. セルフメディケーションで治す外傷 [実践(2)]
6. セルフメディケーションが役立つ目の炎症 [実践(3)]
7. セルフチェックとセルフケア
8. 食と栄養バランス−身体の構成と活動エネルギ−
9. サプリメントの位置付けと効用
10. 運動・スポーツの効用と注意
11. 代替医療
12. セルフメディケーションを推進するために